| 我々は知に対して、概ね楽観的に考えがちであると思う。しかし、トーラーではその反対で大変警戒をしている事が解る。それはエデンの園の二本の樹の特徴が「生命の樹」と「知識の樹」であった。この二者を対比させる事によって、この選択問題を難解なものにしているが、同時に最重要な択一問題にもしているのだ。我々は知は言語を媒介に共有と交換を行なっている。知が今何処に所有されていようと、何処まで既知で、未知であるかは重要である。特に共有知の場合、既知と未知との違いは決定的な差があると言える。先ず既知というのは文字通り知った知識であるから古い情報であるという事である。未知と既知の境界は共有領域では境界ハッキリしていなければならない。個人のレベルでも心掛けるべき態度であろう。既知はウッカリしていれば用済みの古い情報になってしまうものである。新しい知は自ら発見したものであれば名誉な事であろう。しかし、何時までも鮮度が保てる知はそう多くはないのである。 |
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